私たちの住む地域のどこかで、重い障がいを抱えた子どもたちと24時間その子どもを介護している家族が暮らしています。うりずんは、子どもたちが友だちと楽しく遊び、両親は介護から離れひと休みできる場所です。障がいを持った子どもと家族に「普通」に暮らすことができる社会を目指しています。
入り口は防災 そして まちづくりへ
障害者のための災害対策は、経験とアイディアを持ち寄ることで、少しずつ前に進んでいます。「ゆめ風基金」は1995年から国内外の被災地で障害者の救援・復興を後押しする活動を続けてきました。障害をテーマとした防災教育やまちづくりにも力を入れており、講師の長崎圭子さんはゆめ風当事者スタッフとして活動されています。
ゆうテラス亀井智泉さんは長野県で医ケア児支援の仕組みづくりに尽力され、各地で医ケアと防災についての講演も行っています。医療機器が並ぶベッド周りを再現して「ゆらしてみた」実験もご紹介いただきます。
先進のノウハウを学び、非常時の対策－防災－を考えることで、日常の暮らしやまちづくりについて一緒に考えましょう。
開催概要
日時
2018年12月2日 展示11：30～17：00 講演13:00～16:30
参加費
無料
定員
200名 要事前申し込み
対象
障害のある方 家族・支援者等障害関係者 防災関係者 一般
手話通訳あり（特別な配慮が必要な場合は11/16までに事務局にご相談ください）
プログラム
講演会１ 障害当事者が中心の被災障害者支援活動～そのために今できること
ゆめ風基金 長崎圭子さん
プロフィール 19歳で交通事故により右下肢機能全廃となる。現在は電動車いす利用。「点字サークル・ライト」設立ののち、コミュニティーＦＭラジオパーソナリティ、NHKラジオ第二「ともに生きる～圭子のゆうゆうゆう」ディレクター兼パーソナリティ、「バリバラ」の企画立案、ＮＨＫ福祉番組アドバイザーなどを歴任。多くの障害当事者の声を届けてきた。現在、イベント司会、プロデュース、講演会、NPOゆめ風基金での被災障害者支援など幅広く活動中。「２００１年ＪＣ人間力大賞」ほか受賞。
講演会２ 宅療育と災害対策
ゆうテラス 亀井智泉さん
プロフィール 周産期のトラブルから超重症心身障害児となった長女が4歳で亡くなるまでの経験から「長野こども療育推進サークルゆうテラス」を立ち上げる。生まれた命が祝福されて地域社会の中で育っていく仕組みを求めて活動を続ける。現在、長野県自立支援協議会重心・医ケアワーキンググループ座長、信州大学医学部新生児学・療育学講座特任助教、長野県医療的ケア児等支援スーパーバイザー。著書に「陽だまりの病室で―植物状態を生きた陽菜の記録」「重い障害を持つ赤ちゃんの子育て」など。
展示 知ろう！試そう！始めよう！障害×防災
〈知ろう〉被災障害者支援活動記録 栃木県の災害の記録 CILとちぎ3.11の記憶 災害時要援護者登録
〈試そう〉防災福祉具（JINRIKI、保護帽など） 段ボールベッドに寝てみよう 段ボールキットで避難スペース どうする？トイレ問題
〈始めよう〉防災ポーチ・ワークショップ報告 ヘルプマークの配布 ヘルプカードの配布 障害者も参加する避難所開設体験 ほか、多数準備しています
お申込み・お問合せ
こちらの申し込みサイトにアクセスしてお申し込みください。
https://goo.gl/forms/aCM0h0bSShVhtSAj2
申込締切2018年11月30日17:00
特別な配慮が必要な場合は11/16までに講演会事務局（白神研究室）にご相談ください。
講演会事務局（宇都宮共和大学 白神研究室） shiraga.sec＠gmail.com
サイトから申込みができない場合は、お名前・ご所属・連絡先をご記入の上FAXにてお送りください。
認定NPO法人うりずん行 FAX 028－665－7744
主催 とちぎ生活サポート研究会
共催 済生会宇都宮病院、認定NPO法人うりずん
後援 栃木県 宇都宮市 栃木県社会福祉協議会 とちぎ障害フォーラム とちぎ障がい者相談支援専門員協会 栃木県民生委員児童委員協議会
展示協力 栃木県 宇都宮市 済生会宇都宮病院 ゆめ風基金 自立生活センターとちぎ ほっとすぺいすコアランド 真岡市社会福祉協議会 真岡市災害ボランティア支援委員会 とちぎノーマライゼーション研究会 多様性を認める社会作り研究会 ダブル技研株式会社 日本セイフティー株式会社 キヨタ株式会社 ほか
本講演会は第9回未来を強くする子育てプロジェクト「女性研究者への支援」の助成により開催されます。
講演会事務局（宇都宮共和大学 白神研究室） shiraga.sec＠gmail.com